Special 01

新規開拓者たち

「未完成」を更新する
期待を超えていく、すずまるの開拓精神。

これまでの「えふD」や「たくD」の枠を超え、歌舞伎、ミュージカル、そして宇宙へ。
すずまるの活躍の場に限界はありません。
常に「未完成」を更新し、全く新しい分野へ情熱をもって挑み続ける社員たちのリアルなストーリーをご紹介します。

歌舞伎×イヤホンガイド

01 T.Y

T.Y

入社2年目

一瞬の「間」を読み、舞台の感動を耳元へ。新規開拓の第一人者としての道を切り拓く一人の開拓者が、現場で手にしたやりがいと未来への展望を語ります。

新規開拓した業務の仕事内容とやりがい

伝統芸能と観客を「0.1秒」の精度でつなぐ、歌舞伎座でのライブ送り出し

私が新規開拓メンバーとして携わっているのは、歌舞伎座における「イヤホンガイド」の送り出し業務です。これは、生の舞台の進行に合わせて、物語の解説や衣装、役者さんの情報をリアルタイムでお客様の耳元へ届ける仕事です。解説音声自体は事前に収録されていますが、役者さんの動きや間(ま)は公演ごとに異なるため、私たちは現場でその微妙な変化を読み取り、最適なタイミングで音声を送り出します。

この仕事の醍醐味は、生の舞台ならではの臨機応変な対応にあります。特に衣装の柄の解説などが、役者さんの見得や動きと完璧に重なった瞬間は、言葉にできないほど気持ちが良いものです。キューシートに沿いつつも、アドリブや当日の雰囲気に合わせて0.1秒単位の精度で送り出しを調整します。私たちの出すタイミング一つで、お客様がその世界にどれだけ深く没入できるかが決まります。緊張感はありますが、客席のお客様がイヤホンガイドを通じて深く舞台を理解し、楽しんでくださっている様子を間近で見られることに、大きなやりがいを感じています。

インタビューに答えるT.Y

業務に挑戦することになった経緯

マネジャーに伝えていた「エンタメへの熱意」

現場へ向かう姿とインタビュー中の手元

私はすずまるに入社する前、7年間パーソナルトレーナーをしていました。幼少期からクラシックバレエやダンスなど「舞台に立つ」経験をしてきたため、いつかはエンターテインメントを支える側で働きたいという強い思いがありました。

入社当初、メインの業務はニュース番組の送出でしたが、私はマネジャーに「舞台やエンタメの世界が好きだ」という自分のバックグラウンドを伝えていました。その熱意を汲み取っていただき、入社1年目という早い段階で「この業務ならあなたに合うのではないか」と声をかけていただいたのがきっかけです。当時はまだすずまるとしても新規開拓の段階でしたが、自分の好きな世界に専門的なスキルを活かして関われるチャンスに、迷わず挑戦を決めました。

大変だったことと、苦悩の乗り越え方

「解説」が舞台の邪魔にならないために。関係者との対話で磨き上げたプロの技

最も苦労したのは、事前に準備した解説音声と、実際の舞台稽古での動きが一致しない場合の調整です。演出は日々変わるため、稽古を見て「この動きの間では解説が長すぎる」「音声が被ってしまう」といった問題が頻発します。

当初は歌舞伎の知識も浅く、舞台の流れを把握するだけで精一杯でしたが、私は解説者の方や関係各所と徹底的にコミュニケーションを重ねることでこれを乗り越えました。解説者の方に「音声をもう少し短く録り直してほしい」「ここにはこの説明を足したい」と具体的な提案を行い、本番に向けてクオリティを磨き上げていきました。

私たちの役割は、あくまで解説を通じて舞台の魅力を最大化することであり、解説が主役になってはいけません。解説者の方々のこだわりや思いを汲み取りつつ、舞台観劇の邪魔にならない絶妙な「塩梅」を見つけ出すまで試行錯誤を繰り返しました。その結果、関係者の方々からも信頼をいただき、現在では昼夜すべての公演を任せていただけるまでになりました。

送り出し業務に取り組むT.Y

今後の目標

まだ見ぬ世界を知るために。現場の数だけ広がる可能性を追い求めて

今後の目標は、特定の現場に留まらず、さらに多様なジャンルの現場を経験することです。歌舞伎の現場で得た知識や感覚は、他の番組制作や舞台制作にも必ず活かせると確信しています。

現場ごとに異なる「知らない世界」に触れることは、私自身の可能性を広げるだけでなく、すずまるができるお仕事の幅を広げることにもつながります。これからも「新たな世界を知りたい」という好奇心を原動力に、色々な方々と関わりながら、期待を超える価値を提供できるプロフェッショナルを目指したいです。

同僚と打ち合わせをするT.Y

ミュージカル×字幕配信

02 前田

Maeda前田

入社2年目

「字幕配信」を通じて、ミュージカルの感動をすべての人へ届ける。技術会社ではないからこそ提供できる、現場に寄り添った細やかな付加価値。技術と経営の両視点から現場を牽引する、入社2年目の挑戦の軌跡。

新規開拓した業務の仕事内容とやりがい

ミュージカルの感動を「字幕」で届ける。技術とコミュニケーションの融合

私が現在、新規開拓業務として取り組んでいるのは、劇団四季のミュージカルの配信公演における「聴覚障がい者向け字幕配信」の技術サポートです。舞台の映像に、事前に作成された字幕を生のセリフに合わせてタイミングよく乗せていく仕組みを構築しています。具体的なテロップ送出は専門の担当者が行いますが、私はその大元となる機材のセッティングや配信システムの構築といった技術的な役割を担っています。

この業務のやりがいは大きく2つあります。1つは、バリアフリー配信を通じた社会貢献です。視聴者の方から「待ち望んでいた」という声をいただいたり、障がいのない方からも「歌詞がよくわかる」と喜んでいただけたりした際に、世の中の役に立っている実感を強く得られます。

もう1つは、「すずまるならではの付加価値」を評価された時です。私たちは本来、技術専門会社ではありませんが、だからこそ、現場での細やかなコミュニケーションや他部署との連携力を高く評価していただけます。技術会社にはない「場の雰囲気作り」を含めた仕事の進め方に対して、「すずまるさんなら期待に応えてくれる」「一緒にやりやすかった」と言っていただけることが、何よりのモチベーションになっています。

業務に取り組む前田

業務に挑戦することになった経緯

大学時代の知見を強みに。1年目の冬に訪れた「専務からの指名」

字幕配信の準備をする前田と機材を扱う手元

このプロジェクトに関わることになったきっかけは、2025年1月、私がまだ1年目の冬に専務から声をかけていただいたことでした。大学時代、ゼミやラボで映画やMV、結婚式の映像制作を通じて機材の知識を蓄えていたことを知ってくださっており、「前田なら機材周りを任せられるのではないか」と指名していただいたのです。

そこからは専務と二人三脚で、ゼロからの仕組み構築に携わってきました。通常の「えふD(フロアディレクター/FD)」業務では経験することのない、機材選定から予算管理、ホテルや交通費の手配といったデスクワーク領域まで、連携しながら積み上げていきました。1年目という早い段階から「楽しんでもらえるだろう」と信頼して挑戦の場をいただけたことが、自分にとって大きな糧となっています。

大変だったことと、苦悩の乗り越え方

「目に見えない音」への恐怖心。徹底した事前準備でリスクを封じ込める

最大の壁は、「自分の手を離れた機材(モノ)」を扱う難しさでした。普段の「えふD」業務はコミュニケーションや課題解決といった「身ひとつ」で戦う場面が多いですが、機材がメインとなる本業務では、突発的な停止やケーブルの不備など、予期せぬトラブルが起こり得ます。

実際、初回のリハーサル時に「音が出ない」というアクシデントに見舞われました。目に見えない「音」という存在の怖さを痛感した瞬間でした。それ以来、音が出ない要因を徹底的に洗い出し、電源の入れ直しや接続確認などの再発防止策を入念に行うことを自分に課しています。

私は性格上、誰かに確認してもらうよりも「自分で確認する方が安心できる」タイプです。アクシデントを一つひとつ知見として蓄え、本番で何が起きても対応できるよう、人一倍の事前準備と徹底的な現場確認を繰り返すことで、この難しさを乗り越えています。不測の事態を想定し尽くす。そのこだわりが、結果として現場の安全を守る自信に繋がっています。

現場で機材を確認する前田

今後の目標

技術と経営の視点を持ち、次世代へ知見を継承するリーダーへ

今後は新規開拓業務で習得した、事業の収支管理やテクニカルスキルをより強固なものにしていきたいと考えています。すずまるの通常の業務とは異なり、このプロジェクトでは予算内でのやりくりや折衝も発生するため、経営的な視点も養うことができます。

また、社内にはまだ機材知識を持つ人材が少ないため、自分の得たノウハウを後輩たちに継承していくことも目標です。次は「たくD(送出卓ディレクター/卓D)」にも挑戦しつつ、技術と演出の両面から現場を支え、会社の可能性を広げられる存在を目指します。

インタビューに答える前田

宇宙×配信×英語

03 北垣

Kitagaki北垣

入社10年目

帰国子女としての英語力を武器に、宇宙配信の最前線で活躍。進行管理に留まらず、未知の現場で「期待を超える」仕事に挑み、世界へ情報を届ける情熱に迫ります。

新規開拓した業務の仕事内容とやりがい

英語を「ツール」に現場をつなぐ。宇宙関連配信の新たな道を切り拓く

私は現在、「えふD(フロアディレクター/FD)」として、宇宙関連の配信業務という新たな領域に携わっています。主な仕事内容は、配信本番に向けた事前準備や技術スタッフとの調整、そして本番中のスムーズな進行管理です。この現場の大きな特徴は、英語をツールとして活用する点にあります。海外から参加する出演者に対し、日本語を話さない彼らが状況を把握できるよう、演出意図や進行状況を英語でリアルタイムに共有・通訳し、日本のディレクターとの橋渡しを行います。

この業務のやりがいは、まさに「自分だからこそ提供できる価値」を実感できる瞬間です。単なる進行管理に留まらず、言語の壁を越えて人と人を繋ぐ役割を果たすことで、現場に一体感が生まれます。本番終了後、出演者やディレクターから「北垣さんが共有してくれたから上手くいった」「いてくれて助かった」と感謝の言葉をいただけた時、すずまるの「えふD」としての専門性に、自身のバックグラウンドを掛け合わせた「期待を超える」仕事ができたと強く感じます。宇宙という未知の分野の情報を世界へ届ける一翼を担えることは、他では味わえない大きな喜びです。

インタビューに答える北垣

業務に挑戦することになった経緯

コロナ禍のニーズと自身の強みが合致。小学校からの英語力を武器に

業務に取り組む北垣とインタビュー中の手元

宇宙関連の配信業務に挑戦することになったきっかけは、コロナ禍によるオンライン配信需要の急増でした。当初は日本語での配信を担当していましたが、先方の繋がりで「英語での配信も行いたいが、英語で現場の仕切りができる人はいないか」という相談がすずまるに寄せられました。

私は小学校時代をアメリカで過ごした帰国子女であり、大学もイギリスのジャーナリズム学科を卒業していたため、英語は自身の大きな強みでした。「英語を活かして、人と人を繋ぐ現場を整えたい」という想いを伝えていたことが実を結び、この新規案件の担当者として指名を受けました。すずまるがこれまで培ってきた「現場を回す力」に、専門的な言語スキルを必要とする「配信」という形が加わり、私のキャリアにおける新規開拓が始まりました。

大変だったことと、苦悩の乗り越え方

一言で変わるニュアンスの重み。双方向の対話で「確信」を積み重ねる

この業務において最も苦労したのは、英語と日本語の微妙なニュアンスの違いを正確に伝えることでした。海外の出演者が発した一言を日本語のディレクターに共有する際、一言の選び方を間違えるだけで意図が大きく変わってしまう恐れがあります。また、宇宙という専門性の高い分野では、聞き馴染みのない用語への対応も求められました。

この困難を乗り越えるために私が意識したのは、「臆せず確認を徹底する」という基本に立ち返ることです。少しでも解釈が曖昧な場合は、その場で双方向への確認を繰り返し、全員の認識が完全に一致するまで対話を止めませんでした。また、専門用語についてもあえて日常的な会話ベースの英語に噛み砕いて説明することで、出演者との心理的な距離を縮める工夫をしました。

大学時代の実技課題で、学生だけで25分のニュース番組を作り上げた際に学んだ「みんなで何かを作るために協力し合う」という経験が、現在の私の支えになっています。トラブルやハプニングが起きても、冷静にコミュニケーションを取り、丁寧に関係性を構築していくことで、不安要素を一つずつ排除し、安定した現場を作り上げることができました。

現場で進行を支える北垣

今後の目標

強みを継承し、イベントや新プラットフォームへ。すずまるの可能性を広げる

今後の目標は、現在私を含め数名しか対応できていない英語業務の幅を広げ、後輩たちへの引き継ぎを進めていくことです。私にとって英語は強みであると同時に、現場を円滑にするための「ツール」に過ぎません。すずまるの「えふD・たくD」としての本質的な価値を大切にしながら、各メンバーが持つ多様な強みを現場に活かせる体制を作りたいと考えています。

将来的にはテレビや配信の枠を越え、大規模なイベントや新たなプラットフォームなど、さらに多様な領域での進行支援に携わることが目標です。これからも、すずまるの「新規開拓者」として、新たな驚きと満足を提供し続けたいです。

笑顔で話す北垣

Special Contents

Beyond Challenges. Together.
超える挑戦。ともに未来へ。

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